群馬弁護士会 会長挨拶


群馬弁護士会は、群馬県内に法律事務所を持つ弁護士が加入している法定団体です。
県民のみなさまがかかえる様々な問題のために身近な法律の専門家として活動しています。

会長挨拶

群馬弁護士会 平成24年度会長
石原栄一

会長に就任して

 この4月から、群馬弁護士会会長に就任致しました。副会長4名ともども宜しくご指導・ご鞭撻の程お願い申し上げます。

 まず、群馬県民の皆様には、日頃から、弁護士及び弁護士会の活動に対し多大なるご理解とご協力を頂戴していることにつき心から感謝申し上げます。と同時に、今後につきましても旧来にも増してご理解とご協力を賜るよう衷心よりお願い申し上げる次第です。

 さて、群馬弁護士会は群馬県内に存在する唯一の弁護士団体であり、弁護士が強制的に加入する団体でありまして、群馬県で暮らされている県民の皆様や事業を展開されている事業者の皆様に対し、必要かつ十分で適切な法的サービスを提供する社会的責任を負うべき立場にあります。そして、そのような自覚に立脚して、弁護士会は県民の皆様に質の高い法的サービスを提供できる体制と環境を整備すべき責務を負っていると言えます。

 群馬県内の弁護士は、その会員数や資質において、最近10年間余りで大きく増強されました。
 まず、会員数においては、平成13年の会員数は126名(うち女性7名)でしたが、平成24年3月末現在の会員数は236名(うち女性31名)であり、増加率は1.87倍(女性は5.2倍)です。弁護士1人当たりの県民人口は8474人となるに到っております。
 また、資質においては、弁護士会内で様々な研修を通じて弁護士の法的技術の向上と研鑽に務めております。
 その結果、群馬弁護士会では、群馬県民をはじめ多くの皆様に質の高い法的サービスを提供できる体制と環境を整えております。法律的なことでお悩みのある方は是非気軽に弁護士にご相談されることをお薦め致します。

 昨年は、東日本大震災と原発事故が発災し被災地の復旧・復興が何よりも最優先する1年間でした。被災された地域の皆様には心からお見舞い申し上げる次第です。
 群馬弁護士会でも昨年度は被災者支援を最重要課題として取り組んだ1年でした。弁護士会では出張相談など様々な支援活動を展開して参りましたが、これには、国の出先機関、群馬県や市町村などの自治体、商業、観光業などの業界関係団体や一般市民の方など、多数の方々のご協力がありました。大変有り難いことです。心から感謝申し上げます。
 現在でも、群馬県内には主に福島からの避難者が2000名程度暮らしており様々な支援を必要としております。当会では、被災者支援は本年度も最重要課題のひとつとして取り組んで行きたいと考えております。引き続き県民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、弁護士や弁護士会と一緒に手を取り合って支援活動を行うことをお願い上げる次第です。

 司法制度改革が着手されてから10年が経過し、現在その見直しや新たな問題点が議論されております。司法制度改革以降、弁護士や弁護士会を取り巻く環境も急速に変わりました。
 被疑者国選弁護、裁判員裁判、労働審判、法テラスの設置など司法制度改革が曲がりなりにも順調に進んでいる分野がある一方で、ADRの拡充、法曹人口、法曹養成などの分野では問題が生じていたり順調に進んでいなかったりしております。また、取り調べの可視化など新たな問題点も出てきております。
 群馬弁護士会では、司法制度に関わる法曹三者の一人として、司法制度改革の成果を実務に即して慎重に検証し、司法制度改革のあるべき方向性や問題点などについて、時期に応じて適切な意見表明や情報提供を行いたいと考えております。
 群馬県民をはじめ多くの皆様には、今後の司法制度改革の行方を高い関心を持って見て頂き、市民のための司法の実現を私共と一緒に築いて頂きたいと存じます。


平成24年4月吉日

群馬弁護士会 
平成24年度会長 石原栄一



平成24年度会長 石原栄一