群馬弁護士会 会長挨拶

令和5年度 群馬弁護士会 会長
湯澤 晃
私は、2023年度群馬弁護士会の会長を務めさせていただく湯澤晃(ゆざわこう)です。群馬県民のみなさま、どうぞよろしくお願いします。以下、会長としての挨拶をさせていただきます。
私が、弁護士業務を開始したのは、今からおよそ20年前ですが、その間、社会は大きく変化してきました。特にここ数年は新型コロナウイルスの蔓延の繰り返しで、県民、市民、法人の活動は大きく制限され、巨大な経済的な苦境から一時的に避難するしかないような状況だったと思います。
ようやくそうしたコロナ禍の下で繰り返されてきた日常生活の制限が徐々に緩和され、今後コロナ禍前の社会生活に戻る過程に入っていくとしても、県民、市民、法人の中には経済的苦境から回復しきれず、むしろその苦境が表面化し、大きな法的苦悩を抱える方々が多数現れるのではないかと想像します。
現在の群馬弁護士会は会員数300名を優に超える団体となっており、そうした悩みを抱える多数の方々、法人のよき相談相手になりうるポテンシャルを持っていますし、私たち弁護士は実際に寄り添ってそうした悩みやトラブルを解決する手助けをしなければなりません。会長として、群馬弁護士会所属の弁護士に対して研鑽を重ねそうした悩み解決を積極的に手助けするよう推奨していきます。弁護士会では、市民、県民、法人の皆様を対象として、無料の法律相談や、電話による法律相談、各種記念の法律相談会など、様々な法律相談の機会を提供させていただいておりますので、是非当会にお問合せいただき、そうした機会を利用していただければと思います。また、裁判所、検察庁、法テラス、行政機関、隣接士業団体等とも連携して、効果的な法的サービスを提供できるよう努力したいと考えております。
群馬弁護士会や当会所属の弁護士も、コロナ禍の強い影響を受けました。弁護士同士の自由闊達な議論を十分に行えず、各種イベントなどはここ数年実施できませんでした。群馬弁護士会の活動や個々の弁護士の活動を知ってもらいたくてもできない悶々とした日々を過ごしてまいりました。もちろん、オンラインシステムやホームページを活用した会議や広報にも力を入れてきましたが、今後は市民、県民を対象としたリアルな対外的なイベントも実施したいと思っております。もちろん、コロナ禍の今後の状況次第ですが、是非、県民、市民の皆様には、当会の活動に興味を持っていただき、当会のイベントや相談会に積極的に参加・利用していただければと思います。